中堅や管理職から若手社員までが
出席する会議では
若手社員が委縮して
発言できないということがあります。
全員が公平な立場である
ブレインストーミングにおいても
発言するのを躊躇してしまうこともあるでしょう。
そこで
発言することの楽しさや勇気を培うために
役立つのが「ワールドカフェ」です。
今回は、ワールドカフェについてお伝えします。
- ワールドカフェとは何か?
ワールドカフェとは
あるテーマについてグループで意見を出し合い
メンバーを変えてさらに議論を深めるものです。
気軽に意見を出し合えるところが
ワールドカフェの良いところでもあります。
【ワールドカフェのルール】
・数人のグループを2~4グループ程度つくり、ファシリテーターを1人決める
・全グループで決められたテーマについて意見を出し合う
・事前に準備された模造紙にキーワードや議論の内容を書いていく
・ファシリテーター以外のメンバーは、各グループへとわかれて移動する
・ファシリテーターは新しいメンバーに対して、それまでの議論の内容を要約して伝える
・新しいメンバーで議論を深めていく
・3~6を繰り返し、最終的な結論や内容を発表して共有する
- ワールドカフェのメリット
少人数でディスカッションができるので
自由に発言をしやすいのが良いところです。
また
ブレインストーミングと違うところは
他のグループで議論されていた
内容を理解して
新たなディスカッションを展開していく点です。
そのことにより
人の意見に耳を傾ける傾聴力を養ったり
瞬時に内容を理解する力や
これまでの議論の内容を生かしたり
まったく違う内容を
展開していく思考力が身につきます。
ファシリテーターについては
議論を要約する能力やわかりやすく伝える力、
場の雰囲気を盛り上げるムードメーカーや
リーダーとしての力を養うことにつながります。
- ワールドカフェに向いている内容
ワールドカフェのテーマを決める場合は
さまざまな意見が出やすくて
身近な内容が良いでしょう。
たとえば
仕事のミスを減らすための対策や
もっと仕事がしやすくなるための
取り組みなどです。
すぐに取り入れられるようなことをテーマにすれば
決まったことを自主的に実行したい
という気持ちがわいてきます。
ですから
ワールドカフェは会議で発言するための
練習だけでなく
仕事のやり方にも変化がありそうです。
若手社員がイキイキと会議でも発言できるように
まずはワールドカフェを
試してみるのはいかがでしょうか?
この記事が少しでもお役に立てればうれしいです。