講師からセミナー受講者の顔は
よく見えるもので
セミナーの終了時は満足度がわかります。
今回は、「このセミナーを受けてよかった」と
満足してもらえるように
セミナー終了15分前のちょっとした
工夫をお伝えします。
- 質疑応答の時間をつくる
セミナー受講者の疑問をクリアにすることで
満足度が高くなります。
ただし
どのような質問が飛び出すかわからない
というリスクもあります。
ですから、質疑応答の時間は5分程度、
2~3人の質問にとどめておくのがベターです。
- 学んだことをシェアする
セミナーで得られた学びを
受講者全員の前で発表します。
まず、4~6人程度のグループで話し合い
グループの代表が1分程度で発表します。
シェアをすることのメリットは
セミナーでインプットしたことを
受講生同士でアウトプットできる点です。
他のグループの前で発表するため
「できるだけたくさんの学びを見つけたい」
という気持ちが働きます。
全グループの発表に加えて
発表に対して講師が感想を述べる時間を
確保しておきましょう。
その場でフィードバックをすることで
より満足度が高くなります。
人数や時間の都合でシェアができない場合は
アンケート用紙を配布して
感想を書いてもらいます。
気付いたことや学びを書くことにより
「多くの学びがあったセミナーだった」と
感じてもらえるのです。
また、せっかくインプットしたことも
時間が経てば忘れてしまうものです。
すぐにアウトプットをすることで知識や記憶が
定着しやすくなるので
内容を忘れてしまわないためにも
できるだけ早くアウトプットをする機会を
つくるのがおすすめです。
- 講師の思いを伝える
最後の5分では講師の思いを伝えましょう。
予定時刻になったから話し終えるのではなく
セミナーの総括をする時間を
あらかじめ確保しておきます。
どのような思いがあって講演をしたのか
どのように役立ててほしいのか
そんな熱い思いを伝えましょう。
著名人のスピーチやプレゼンテーション、
他の講師のセミナーなどを参考にして
「思いの伝え方」を学ぶのもいいですね。
セミナーの内容を変えずに
最後の15分を少しだけ工夫するだけで
セミナーの内容や講師の印象が
グッと心に残るものへと変わります。
今回の内容をセミナーの内容を考えるときに
役立てていただけるとうれしいです。