しっかりと準備をして臨んだセミナーだったのに
参加者の反応が薄くて
講師としての自信を失ってしまった……。
セミナーのジャンルに関わらず
そんな経験をしたことがある講師は
多いのではないでしょうか?
それは、セミナーの内容が悪いのではなく
参加者が受け身になっているからなんです。
今回は、参加者の心をつかむセミナーを作る
5つの要素についてお伝えします。
- 自己紹介でニーズをつかむ
参加者が自己紹介をするセミナーであれば
自己紹介とともに興味を持ったきっかけや
どのようなことを学びたいのかを
話してもらいましょう。
講師が正確にニーズをつかむことによって
その人に合った
内容を伝えられるからです。
参加人数が多い場合は
質問を効果的に使いましょう。
2つの選択肢のうち
該当する方に手を挙げてもらうなど
セミナーの最初にニーズをつかむことが肝心です。
- セミナーの目的を明確化する
参加者がセミナーでどんなことを学びたいのかを
さらに明確化します。
自己紹介の時点で明確になっている場合は
省略しても構いませんが
目的を忘れないようにレジュメやノートに
書く時間を設けましょう。
そうして目的を持って受講することで
能動的な姿勢で
参加してもらえるからです。
- ディスカッションタイムで「話させる」
講師が一方的に話す時間が長くなると
中だるみしてしまうことがあります。
どんなに良い内容でも
聞くばかりでは疲れてしまうものなんです。
そんなときは
グループやペアでのディスカッションを
入れるのがおすすめです。
話すことで気分転換になるだけでなく
セミナーの内容や知識が定着しやすくなります。
ワークをする意味や目的を伝えれば
さらに意欲的に取り組んでもらえますよ。
- 印象に残る体験談を話す
セミナーの内容と関係のある
体験談を話すことで
オリジナリティーが生まれます。
また、参加者が共感できるエピソードは
講師に対して
親近感を抱くきっかけにもなるので
笑える失敗談や感動エピソードを
交えて話しましょう。
- 最後に全体の復習をする
一説によると、人間の記憶というのは
1時間後には
約56%忘れてしまうといわれています。
ですから、セミナーができるだけ
記憶に残るように
最後にまとめとして
内容の復習をするといいでしょう。
要点を繰り返すことで内容が記憶に残るので
セミナーの満足度も上がります。
いかがでしたか?
参加者が受け身にならずに
目的を持って受講するセミナーにすれば
反応も大きく変わってきます。
今回お伝えした5つの要素を
セミナーの構成を考えるときの
参考にしていただけるとうれしいです。