会議が始まっても意見が出なくて
ピンと張った緊張感が重い。
だから、会議が苦手……。
そんな風に思っている人も
多いのではないでしょうか。
今回は、緊張を解きほぐす
アイスブレイクの方法をお伝えします。
- アイスブレイクとは?
初対面の人同士が出会う場で
緊張をほぐす手法をアイスブレイクといいます。
コミュニケーションをとりやすい雰囲気をつくり
積極的に関わってもらえるように
働きかけるものです。
アイスブレイク(ice breaking)は
参加者の緊張や不安を固い氷に例えて
その氷を壊していく(溶かしていく)
という意味です。
- アイスブレイクとして有効な2種類の自己紹介
会議が始まる前に
出席者のことがわかっていれば
より発言がしやすくなるため
自己紹介をアイスブレイクとして
使うのがおすすめです。
今回は、2つの手法をお伝えします。
- 増えていく自己紹介
まず、1つのお題を決めて
全員が答えを準備します。
たとえば、好きな食べ物、
趣味、最近はまっていることなど
その人の情報がわかるお題を設定します。
名前+お題の答えで順番に
自己紹介していきますが
隣の人は自分の紹介の前に
前の人の名前とお題の答えを
言わなければなりません。
(例)お題:好きな食べ物
1人目:Aと申します。
好きな食べ物はカレーです。
2人目:カレーが好きなAさんの隣のBです。
好きな食べ物は焼き肉です。
3人目:カレーが好きなAさんの隣の
焼き肉が好きなBさんの隣の
チョコレートが好きなCです。
というように、
全員分の自己紹介を足していきます。
最終的に1人目の人(Aさん)が
全員分の自己紹介をして終わります。
この自己紹介のポイントは
すべての人の名前を覚えられるところです。
会議中も名前を呼び合うことで
発言しやすい雰囲気になり活気が生まれます。
- 他己紹介
自己紹介をするのではなく
他の人に自分の紹介をしてもらうのが
他己紹介です。
初対面の人同士が集まる場合は
ペアになって自己紹介をして
そこで得た情報を
他の人に伝えるといいでしょう。
同じ職場など、よく知っている間柄の場合は
自分が思うその人の良いところや
性格などを伝えます。
【他己紹介で伝える内容例】
・名前
・友達から呼ばれているニックネーム
・仕事の好きなところ
・休日の過ごし方
・紹介者から見たその人
普段、自分が相手にどのように
思われているのかがわかったり
他者から紹介してもらうことで
長所を伝えても嫌味にならず
初対面の人や顧客に対して
好印象を与えられます。
会議の緊張感をやわらげる自己紹介を
ぜひ試してみてください。